Ginza Sony Parkは、約3年間の工事期間を経て2025年1月26日(日)にグランドオープンしました。
最初のプログラムとして「Sony Park展 2025」を開催中です。
今回は現在開催中の「Sony Park展 2025 Part 1」へ行ってきたので、体験内容をレポします。
本プログラムは事前予約制ではありますが入場料無料となっており、気軽に行けます。
クオリティの高さとエンターテイメント性からとても楽しく、充実した時間となりました。
ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいです。
※ネタバレを含む場合があります。ご了承ください。
実際にわたしが回ったおすすめルート順でご紹介します。
- 「Sony Park展 2025」へ行く方
- 中の様子を知りたい方
- おすすめの回り順を知りたい方
3F 半導体は、SFだ。 with YOASOBI
概要
楽曲のテーマでもある「心音」をモチーフに、来場者の心拍をセンシングして、来場者ひとりひとりの「心音オブジェクト」を作ることで、YOASOBIと来場者の心音オブジェクトが共鳴するスペシャルな音楽体験をお楽しみいただけます。
心音を可視化、振動で体験

最初は、3階のこちら。
入るとパンフレットやチケット、注意事項の紙をいただきました。
並んでいるときに部屋の中央に見えた大きな物体(画像のオレンジのもの)は、これから行われるショーの外側。
わたしたちの前の回の音や演出が少し漏れてきて、楽し気な雰囲気に気分が高まります。
入ると機械で自分の心音を可視化。
いきなり行われたちょっとした心理テストのようなものに動揺しましたが、深く考えずに直感でGO!
次の画像で出てきますが、自分の心音が形となり表示されました。

次に案内されたのは、部屋の中央に佇む大きな壁の中。
先ほど作成した参加者の心音たちが、床の上を動き回っていました。
スタッフさんから「自分の心音を追いかけてみてください」とアナウンスがあり、追いかけてみると、誰かの心音と重なった時に足元で振動が!
所々で繊細な振動を感じ、視界では壁の心音たちも動いており、自分が動いているのか床が動いているのか…と錯覚しそうに。
繊細に揺れ動くので、不思議な感覚になりました。
この床は、SONYの触覚提示技術 Haptics (ハプティクス)を使用した「Haptic Floor」とのこと。
足から伝わる振動だけで臨場感が伝わる、高度な技術を知らないうちに体験していたんです!
揺れが苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、スタッフさんがついてくれているのと、揺れない箇所もあるので安心して楽しむことができます。
その後はYOASOBIさんの楽曲とみんなの心音が連動したショーを体験しました。
会場から出る前にYOASOBIさんお二人の心音モデルやメッセージもあるので、ぜひよく見てみてください。
4F ファイナンスは、詩だ。 with 羊文学
概要
空間の中央に大きな水盤が広がる、静謐な空間がGinza Sony Park 4階に出現。メインプログラム「Floating Words」では、羊文学の「歌詞」にフォーカスをあて、羊文学が生み出した楽曲・歌詞と、水と光が融合することで、楽曲の世界に入り込める特別な音楽体験です。
「見る」だけで感じることができる、「言葉×音楽×光×水」

案内され中に入ると、大きなプロジェクターの前に椅子が。
そのプロジェクターの前には水が張られており、塩塚モエカさんのナレーションや楽曲に合わせて水が湧き出たり波紋が広がったり、言葉が水面を流れたりしました。
また、光による演出も秀逸。
これらの演出の組み合わせで、シンプルな環境ながら言葉や音楽が一層深く胸に刺さります。
こちらも近くにスタッフさんがいるので、安心して鑑賞できます。
歩くだけで別の空間にいるような感覚

その後はスタッフさんの案内で、プロジェクターの後ろを通って出口に向かいます。
その際光で投影された水の上を歩くのですが、なんと歩いたそばから振動が!
まるで本物の水面を歩いているかのような感覚になります。
こちらも先ほどと同じ触覚提示技術 Haptics (ハプティクス)が搭載された、「Active Slate」というものみたいです。
「Haptic Floor」にインタラクティブ性をもたせ、床が水たまりに変わったかのように感じさせる技術。
ただ歩いただけで、その繊細な振動で空間を超越したような経験ができるのはすごいですよね。
B2 音楽は、旅だ。 with Vaundy
概要
Ginza Sony Park 地下2階にVaundyがキュレーションする「音楽の地層」空間が出現。
「僕の心の曖昧な地層」をテーマに、Vaundyが約200曲の楽曲を選曲。これらの楽曲が積み重なってできた「音楽の地層」の空間で、来場者はヘッドホンを片手に、発掘するように音楽を探すことで、音楽のジャンルや年代の垣根を越えて積層された、音楽の地層空間を旅するような音楽体験を楽しむことができます。
懐かしの音楽、新発見の音楽

最後はこちらへ。
スタッフさんから、こちらだけ自由散策型なので最後がおすすめですよと教えていただいたので最後に訪れました。
入口でヘッドホンを配られ、会場内の各所に散りばめられた約200曲をどんどん発掘していくような内容。
知らない音楽でも安心してください。曲名の傍のQRコードを読み込むことで、どの年代の誰の楽曲か、Vaundyさんがどんな感情を覚えたかをざっくり知ることができます。
わたしはあまり音楽の趣味が幅広くないので、あまり楽しめないかも…なんて思っていましたが、昔聞いたことがある曲や今は聞いていないけれども以前好きだった曲、なんとなく聞いたら「また聞きたいな」と感じる曲など様々な楽曲に出会えて、楽しかったです。
人もたくさんいますし、全ての曲を最後まで聞くことはできないと思います。
ですが、たくさんの曲から好きな曲や気になる曲を見つけられると、まさに「発掘した」という気分になりました。
ちなみに、音質がとっても良かったです。(こちら↓のヘッドホンでした。)

サインもありました。
B1にもVaundyさんのサインが!
スタッフさんに教えていただいたのですが、B2の展示を出てすぐの階段から行ったB1の飾りの中にもサインがありました。

これは言われないと気づかない…。(B1に行ってもいなかったかもしれない)
ぜひ探してみてください。
アーティストの楽曲とSonyのテクノロジーが融合した圧倒的なエンターテイメント
わたしは今回のアーティストたちを、知っているという程度。
しかし、プロジェクトを体験するごとに言葉にならない感動を覚えましたし、同時にアーティストへの興味も深まりました。
それは、ただ見たり聞いたりするだけでなく、振動で感じたり、自分自身で発掘するようなひと手間の先に音楽と出会ったりという実体験がその感動を生み出していると思っています。
「Sony Park展 2025」は事前予約制ですが入場料無料。
全然無料のクオリティでは無いので、こういった体験型エンターテイメントがお好きな方、少しでも興味がある方は是非とも遊びに行ってみてください。

会場のエレベーターや壁中にも歌詞が散りばめられていたので、ぜひ探してみてくださいね。
イベント概要
【タイトル】
Sony Park展 2025
【期間】
Part 1:2025年1月26日(日) – 3月30日(日)
Part 2:2025年4月20日(日) – 6月22日(日)
【開園時間】
11:00 – 19:00
*2025年2月25日(火)・26日(水) 開園時間短縮 11:00 – 16:00
【場所】
Ginza Sony Park : B2/3F/4F
【入場】
事前予約制・無料(予約はこちら)
※今回本ブログでご紹介した内容は「Part 1」となり、3月30日(日)までの開催です。
注意事項
結構並ぶかも。時間に余裕を!
3F、4Fは時間入れ替え制なので、入るまでに並ぶときは15~20分以上待つこともあります。
また、B2では入るまで待つこともある上に約200曲の中から曲を発掘していくため、人によって体験時間は異なります。
わたしは待ち時間を含めて2時間かからないほどの時間を要しました。
後に予定を入れるときは、時間に余裕を持つのをおすすめします。
各フロア1回のみの体験!
チケットに穴あけパンチでチェックを入れる方式の入場。1回限りで、「気に入ったから何回も!」はできません。
各回、隅から隅まで楽しみましょう!
動画の撮影はOKですが、時間が決まっていてフルで撮影はNGなので、スタッフさんからの注意事項をきちんと聞いておきましょう。
揺れや光に弱い方は、無理しないように
特に苦手ではないわたしでも、振動や光の演出でフラっと感じました。
どのプロジェクトもスタッフさんが近くにいるので、体調が悪い方や上演中に気分が悪くなってしまった方はすぐに相談しましょう。
足の裏で感じる体験も。スニーカーがベスト
銀座なのでオシャレにヒールを履いてこられる方もいるかもしれないですが、体験してみて感じたのは底が平らな靴や特にスニーカーが一番臨場感を得られて楽しめるのではないかなと思いました。
その他も注意事項があるので、事前に確認しておくと安心です。(詳細はこちら)
まとめ
音楽とテクノロジーが生み出すとても素敵な経験をしてきました。
執筆時現在、土日は予約が埋まっている日もありますが、3月後半はまだ空いていそう。
平日は空いていますが、春休みになると思うので埋まってしまうかも。
予約はお早めにがおすすめです。
また、今回はおすすめの順番をご紹介しましたが、回る順番に決まりはありませんのでお好きな階から体験してみてください。
皆様もぜひ心行くまで楽しんできてくださいね。